石延村
いしのべむら
[現在地名]東予市石延
周桑平野の西端、分離丘陵の佐々久山(五五・九メートル)の西にあって、標高三〇メートルという平地の小村落。西は広岡村と安用村に接する。
慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の桑村郡の項に「石延村 日損所」とみえ、村高は九五石七斗、うち田方七二石二斗五升、畠方二三石四斗五升とある。
享保一七年(一七三二)の「桑村郡大手鑑」によると、村高は同じで、田畑一二町八反三畝一七歩、うち田方八町二反七畝一歩、畑方四町五反六畝一六歩。家数一七。宗門人高六六、うち男三一、女三五。牛馬九、うち牛八、馬一とある。
古代の駅路に沿って集落があり、また村内には布都神社がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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