石戸城跡(読み)いしとじようあと

日本歴史地名大系 「石戸城跡」の解説

石戸城跡
いしとじようあと

[現在地名]北本市石戸宿六丁目 城山耕地

大宮台地の北西端にある戦国時代の城跡。西側を荒川低地の崖線が走り、東側から北側にかけても荒川低地に通ずる深い開析谷が入込んでいるため、三方を高い崖に囲まれた自然の要害の地に築かれている。立地的には平山城であるが、郭の構成は平城である。郭は本丸を台地の北端部におき、二の丸・三の丸を順次南側に設けた梯子形縄張りで、三の丸は二―三郭に分れている。城全体の形はピーマン形をし、城域は約四万平方メートルと推定されるが、三の丸の南側の石戸宿の根小屋まで含めた惣構は二〇万平方メートルに達する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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