石新保村(読み)いししんぼむら

日本歴史地名大系 「石新保村」の解説

石新保村
いししんぼむら

[現在地名]福井市石新保町

朝倉あさくら山の北に続く通称高台たかだいとよぶ砂地の丘上に位置し、北西三里浜さんりばま砂丘が広がる。慶長三年(一五九八)の越前国西方塩浜御検地帳(広浜家文書)に村名がみえ、当村の村浜は二一一間、名請人は藤兵衛で、「しほかま 五ツ」とあり、製塩を行っている。正保郷帳によると田方六一石・畠方二〇三石余で、砂丘地帯に位置するためか、総高の八割弱が畠である。福井藩領。

明和六年(一七六九)の三里浜入会之場所担証文(上田家文書)によると、当村は三里浜に入浜権をもって鰯漁を行っていたが、寛政六年(一七九四)の相定申連判証文(同文書)には村名がなく、入浜権を失ったらしい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む