石橋雅義(読み)イシバシ マサヨシ

20世紀日本人名事典 「石橋雅義」の解説

石橋 雅義
イシバシ マサヨシ

昭和期の化学者,京都大学教授 京都大学名誉教授。



生年
明治29(1896)年12月7日

没年
昭和53(1978)年9月18日

出生地
千葉県

学歴〔年〕
京都帝国大学理学部化学科〔大正10年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本化学会桜井褒賞〔昭和22年〕,日本学士院賞〔昭和36年〕「海洋化学に関する研究」

経歴
京大講師、理学部助教授、ドイツ留学を経て、昭和11年教授。海洋化学研究所長(21年理事長)、定年退官後34年京大名誉教授。近畿大教授、36〜42年金沢大学長、44〜51年奈良大学長を歴任、奈良大名誉学長。この間日本分析化学会会長、学術会議会員。著書に「実験分析化学」、共著「基礎解説化学通論」「定量分析実験法 機器篇」「ポーラログラフ分析法」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石橋雅義」の解説

石橋雅義 いしばし-まさよし

1896-1978 昭和時代の化学者。
明治29年12月7日生まれ。石橋太郎兵衛の孫。昭和11年母校京都帝大の教授となる。のち金沢大学長,奈良大学長をつとめた。放射性同位元素を分析化学に利用し,また海水中の微量元素を27種みつけた。36年学士院賞。昭和53年9月18日死去。81歳。千葉県出身。著作に「定量分析実験法」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android