石沢英太郎(読み)イシザワ エイタロウ

20世紀日本人名事典 「石沢英太郎」の解説

石沢 英太郎
イシザワ エイタロウ

昭和期の小説家



生年
大正5(1916)年5月17日

没年
昭和63(1988)年6月16日

出生地
旧満洲・大連

本名
沢井 寛

学歴〔年〕
大連商卒

主な受賞名〔年〕
双葉推理小説賞〔昭和41年〕「羊歯行」,日本推理作家協会賞(第30回)〔昭和52年〕「視線

経歴
53歳で文筆生活に入る。九州を多く舞台にした、硬質で端正な推理小説を生み出し、昭和41年「羊歯行」で双葉推理小説賞、52年「視線」で第30回日本推理作家協会賞を受賞。映画の研究家としても知られた。その後、脳こうそくの後遺症で入退院を繰り返し、63年病気を苦に自殺著書に「唐三彩の謎」「中洲ネオン街殺人事件」「ゴルフツァー殺人事件」「少数派」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石沢英太郎」の解説

石沢英太郎 いしざわ-えいたろう

1916-1988 昭和時代後期の推理作家。
大正5年5月17日中国大連生まれ。第二次大戦後経済調査会に勤務。昭和41年の「羊歯(しだ)行」で注目され,作家生活にはいる。52年「視線」で日本推理作家協会賞。動植物,美術,歴史などの幅ひろい知識をいかした作品がおおい。昭和63年6月16日死去。72歳。大連商業卒。作品はほかに「唐三彩の謎」「カーラリー殺人事件」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「石沢英太郎」の解説

石沢 英太郎 (いしざわ えいたろう)

生年月日:1916年5月17日
昭和時代の小説家
1988年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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