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石灰沈着性腱板炎 セッカイチンチャクセイケンバンエン

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デジタル大辞泉の解説

せっかいちんちゃくせい‐けんばんえん〔セキクワイチンチヤクセイ‐〕【石灰沈着性×腱板炎】

肩の腱板リン酸カルシウムの結晶が沈着することによって起こる急性の炎症。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石灰沈着性腱板炎
せっかいちんちゃくせいけんばんえん

肩腱板などの軟部組織に石灰が沈着することにより急性に炎症を起こして激しい肩の痛みを生じ、関節運動が制限される病態。痛みは石灰が液状から石膏(せっこう)状へと硬さを増すにつれて増強する。ほかの部位にみられる腱炎を含む石灰性腱炎や石灰化腱炎も同義として扱われることが多い。症状そのものは肩関節周囲炎(五十肩)でみられるものと似ており、肩関節の付け根に近い部分にある上腕骨大結節に圧痛を伴い、熱感などの炎症症状が持続する。夜間に突発的に肩関節に激しい痛みを感じて関節が動かせなくなることが多く、睡眠を妨げるほど強度な場合がある。急性型でも症状が強いまま数週間持続することがあり、慢性型になると関節運動時の痛みが6か月以上続く場合もある。40歳代以降に好発し、とくに女性に多くみられる。診断はX線撮影のほか、CTやMRIによって石灰沈着を確認する。治療は、急性期では激しい痛みを早期に取り除くために液状の石灰を吸引する場合もあるが、内科的保存療法で軽快する場合がほとんどである。しかし石灰化が進行したまま炎症が消えず、肩関節運動に支障をきたすほどの強い痛みが続く場合は、手術によって沈着した石灰を摘出する。[編集部]

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