最新 地学事典 「石狩低地東縁断層帯」の解説
いしかりていちとうえんだんそうたい
石狩低地東縁断層帯
Eastern Boundary Fault Zone of Ishikari Lowland
北海道中央部の石狩低地帯とその東側の丘陵地帯との境界付近に位置する主要活断層帯の一つ。美唄市付近から南へ,岩見沢市,夕張郡栗山町,同長沼町,同由仁(ゆに)町,千歳市を経て勇払郡安平(あ びら)町に至る石狩低地東縁断層帯主部(長さ約66km)と,千歳市から勇払郡安平町,苫小牧市,勇払郡厚真(あつま)町を経て沙流郡日高町の沖合海域に至る同断層帯南部(長さ54km以上)の二つの活断層帯からなる。いずれも東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層。主断層は伏在しており,地表では撓曲または副次的な逆断層として認識される。断層帯主部の平均上下変位速度は0.4m/千年以上。千島前弧スリバーが東北日本弧へ衝突する前縁断層と考えられている。
執筆者:田近 淳
参照項目:前弧スリバー
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

