翻訳|flexure
褶曲(しゅうきょく)の一種で、水平もしくは傾斜の緩やかな地層が、段差をもつように狭い範囲で曲がる現象。地層が撓曲の部分のみ相対的に急傾斜となり、その両側がほとんど水平な状態になっている。二つの地塊の一つが他方に対して相対的に上昇するとき、地塊の上部の被覆層が切断されることなく局所的に曲がった場合に形成される。撓曲はしばしば断層に移化する。また、地下では断層運動がおこり、地表付近では撓曲になっている例も、活断層調査(トレンチ調査)で明らかにされている。撓曲部の地層が逆転している場合は、地下に存在する断層は逆断層であると考えられる。第四紀の地層が撓曲している場合は、活断層と同じ意味合いをもつ。
[伊藤谷生・村田明広]
flexure
厚く重なった地層や地殻の一部が曲がる現象。褶曲と同義語として使われることがある。しかし,H.Cloos(1936)『Einführung in die Geologie』は,褶曲の一形式として特別の用い方をした。隣接する地殻の2部分が相対的に変位する場合,その境界に沿って必ずしも断層を生ぜず,岩層の連続性が持続されてS字状の横断面の一種の褶曲を形成することがある。Cloosはこれを撓曲と名づけた。岩層が曲がっている部分には,層面に沿うすべりが曲げ運動に伴う(フレキシュラル・スリップ褶曲)。一般に撓曲は,地層が厚く水平に堆積した地域で基盤が上下に変位する場合に現れる。撓曲が断層に伴われたり,移過することも多い。この現象に対して構造段丘という語もある。
執筆者:小島 丈児
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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