石狩鮭缶詰所跡(読み)いしかりさけかんづめしよあと

日本歴史地名大系 「石狩鮭缶詰所跡」の解説

石狩鮭缶詰所跡
いしかりさけかんづめしよあと

[現在地名]石狩市船場町

開拓使が明治一〇年(一八七七)に産業振興の一つとして設置した開拓使石狩缶詰所の跡。全国で最初の本格的洋式缶詰工場で、営業開始の一〇月一〇日を日本缶詰協会では「缶詰の日」としている。器械一式は約三三〇ドル(実価格約三〇五ドル)で、池田謙蔵がアメリカから帰国の際、ニューヨークで購入した手動式のものであった。同缶詰所での鮭鱒缶詰製造事業は、指導者として高給で雇入れたアメリカ人O・S・トリートと助手のW・S・スウェット、函館地方で募集した伝習生によって担われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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