日本歴史地名大系 「石神貝塚」の解説 石神貝塚いしがみかいづか 埼玉県:川口市石神村石神貝塚[現在地名]川口市石神・新井宿大宮台地鳩ヶ谷支台のほぼ中央部に位置し、東西は芝(しば)川低地と荒川低地から深く入り込んだ溺れ谷に面している。標高は一四・二―一八・八メートル。当貝塚は東西約二五〇メートル・南北二三〇メートルにわたる。西側斜面に北(きた)貝塚と西貝塚が、中央部に東貝塚が形成されている。調査は昭和五年(一九三〇)に始まり、以後再三にわたり発掘調査が行われ、同五一年には東貝塚の大規模な調査が実施された。貝塚はヤマトシジミを主体とし、ハマグリ、オキシジミ、マガキ、アサリ、シオフキ、オオノガイ、ハイガイなどから構成される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報