石見潟(読み)イワミガタ

デジタル大辞泉 「石見潟」の意味・読み・例文・類語

いわみ‐がた〔いはみ‐〕【石見潟】

島根県江津市から浜田市にかけての海岸。[歌枕
「つらけれど人には言はず―うらみぞ深き心一つに」〈拾遺・恋五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「石見潟」の意味・読み・例文・類語

いわみ‐がたいはみ‥【石見潟】

  1. 歌枕。石見国(島根県)の海岸。石見潟の浦廻(うらみ)というところから、「浦廻」と同音の「恨み」にかかる枕詞としても用いる。
    1. [初出の実例]「いはみがたうらみぞ深み沖つ波うちよする藻に埋もるる身は」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android