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石見瓦 いわみがわら

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大辞林 第三版の解説

いわみがわら【石見瓦】

石見地方で産する瓦。釉薬ゆうやくを用い重厚な光沢をもつ。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石見瓦
いわみがわら

石見(島根県西半部)地方の特産の瓦。石州(せきしゅう)瓦ともいう。重厚な光沢をもつ釉薬(ゆうやく)瓦で、焼成温度も高く、耐寒性がある。1620年(元和6)の浜田城築城にあたり、大坂から瓦師を招いて御用瓦を焼いたのが始まりといわれ、以後、技術的改良により堅牢(けんろう)性を増した。さらに、石見焼の釉薬に用いられる出雲(いずも)の来待石(きまちいし)(松江市来待に産する)の粉末を瓦にも応用することにより、赤褐色の美しい釉薬瓦が生み出され、1872年(明治5)ごろから実用品として生産されるようになった。その気品と堅牢さが好評を博し、益田(ますだ)、浜田、江津(ごうつ)、大田(おおだ)など石見一円で生産され、市場も中国地方を中心に拡大した。第二次世界大戦後、窯の改良などにより、主製品は来待釉瓦から新赤瓦や銀黒瓦に移ったが、石見瓦特有の美しい光沢は変わらない。[藤岡大拙]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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