岩石学辞典 「砂時計構造」の解説 砂時計構造 個々の結晶粒内部で,色,複屈折,消光角,光軸角などの光学的性質や,包有物の配列の仕方,変質の程度などが,鉱物の対称を反映した帯や特定の面の発達を反映した方向に沿って規則正しく変化する構造[片山ほか : 1970].ときに全体として砂時計類似の構造に見えることからこの名称がある.火成岩ではチタンオージャイト,変成岩ではクロリトイドや空晶石(chiastolite)に普通に見られる.漏斗状構造[東京地学協会 : 1916] 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報