砂時計構造(読み)すなどけいこうぞう(その他表記)hour-glass structure

最新 地学事典 「砂時計構造」の解説

すなどけいこうぞう
砂時計構造

hourglass structure

分域構造とも。結晶が成長するとき,結晶面に対応する分域ごとに,不純物の吸着量の違い,化学組成の違い,Al/Si・Fe/Alなどの原子の秩序度の違いが生じる。その結果,分域ごとに色の違いや偏光顕微鏡下での組織の違いとなって現れる。短柱状結晶のような比較的単純な形態からなる鉱物では,その違いが砂時計のようになって見えることから,砂時計構造の名前がつけられた。形態の複雑な鉱物では,複雑な砂時計構造になる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 秋月

岩石学辞典 「砂時計構造」の解説

砂時計構造

個々の結晶粒内部で,色,複屈折,消光角,光軸角などの光学的性質や,包有物の配列の仕方,変質の程度などが,鉱物の対称を反映した帯や特定の面の発達を反映した方向に沿って規則正しく変化する構造[片山ほか : 1970].ときに全体として砂時計類似の構造に見えることからこの名称がある.火成岩ではチタンオージャイト変成岩ではクロリトイド空晶石(chiastolite)に普通に見られる.漏斗状構造東京地学協会 : 1916]

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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