砂留山(読み)すなどめやま

日本歴史地名大系 「砂留山」の解説

砂留山
すなどめやま

[現在地名]能代市青葉町、字砂留山・鳥小屋・鳳凰岱・五雲岱・昇平岱・海詠坂・寿域長根

能代市の市街地南部一帯の砂丘地帯で、飛砂防止のため、かつては松林植栽されていた。現字名の砂留山は旧藩時代は能代境のしろざかいと称し、現青葉あおば町一帯を含んでいた。その他の現字名も明治以降に命名された(「山林共進会出品目録」袴田家文書)

大内田おおうちだ村支郷出戸でと村・長崎ながさき村の西部一帯は海風が強く、飛砂によって田地の減りが多かった。寛政年間(一七八九―一八〇一)栗田定之丞が砂留普請役人として派遣され、長崎村・出戸村農民を動員して砂防林の植栽にあたった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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