破竹(読み)ハチク

デジタル大辞泉 「破竹」の意味・読み・例文・類語

は‐ちく【破竹】

竹を割ること。
破竹の勢い」の略。「破竹快進撃

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「破竹」の意味・読み・例文・類語

は‐ちく【破竹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 竹を割ること。多く「破竹の如し」の形で、竹を割ったときのように勢いのあるさまをいう。
    1. [初出の実例]「単騎馳入播、馬首所向、如破竹」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)一四・松泉院殿従三品無等祥雲大居士七周忌陞座前香)
    2. [その他の文献]〔晉書‐杜預伝〕
  3. ( 竹を割ると一挙に裂けるところから ) 瞬時一瞬
    1. [初出の実例]「千秋万歳のゑいぐゎも、破竹のうちのたのしみぞ」(出典:歌謡・閑吟集(1518))
  4. はちく(破竹)の勢い」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「破竹」の読み・字形・画数・意味

【破竹】はちく

竹を裂く。勢いが強く、急なことをいう。〔晋書、杜預伝〕今兵威已に振ふ。譬へば竹を破るが如し。數の後、皆へて解く。

字通「破」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android