破籠井村(読み)わりごいむら

日本歴史地名大系 「破籠井村」の解説

破籠井村
わりごいむら

[現在地名]諫早市真崎破籠井名(まさきわりごいみよう)

真崎村の北に位置し、真崎川が流れる。大村街道(長崎路)が通り、番所が置かれていた。北の風観(ふうかん)岳(火ノ見峠)には古代に烽火場が設けられていたと伝えられ、大村道沿いに風観岳支石墓群がある。文治四年(一一八八)平家の将讃岐中将伊賀倉左近平時実の一族八人が当地に逃れ、当地に讃州(さんしゆう)谷と名付けて定住、建仁二年(一二〇二)平家の守護神の熊野権現を野林山上に祀ったという(「熊野神社縁起」諫早市史)。権現の正面の立田(たつた)に宮司家の吉谷氏の墓があり、その背後の雑木林には平家の落人の墓という伝承をもつ大小一〇〇基余の自然石の石碑や墓跡がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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