破顔微笑(読み)はがんみしょう

精選版 日本国語大辞典 「破顔微笑」の意味・読み・例文・類語

はがん‐みしょう‥ミセウ【破顔微笑】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。仏が大衆に説法していたとき、捧げられた華を手にして拈(ねん)じたところ、大衆はその意を解さなかったが、摩訶迦葉だけはその意を解し顔をやわらげてほほえんだという故事。→拈華(ねんげ)微笑
    1. [初出の実例]「唯迦葉尊者破顔微笑」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏道)
    2. [その他の文献]〔五燈会元‐一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android