硝子絵(読み)ガラスえ

精選版 日本国語大辞典 「硝子絵」の意味・読み・例文・類語

ガラス‐え‥ヱ【硝子絵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ガラス板一方の面に泥絵具油絵具で描いた絵。反対側から光をあてて見る。日本では文化年間(一八〇四‐一八)に伝わり江戸末期にわたって流行した。ビードロ絵。
    1. [初出の実例]「ガラス絵の需用も昨年とは大に其好尚を異にせりと」(出典:時事新報‐明治二二年(1889)七月二九日)
  3. ステンドグラス
    1. [初出の実例]「硝子絵(ガラスヱ)に水が伝ふやうに、静かに雨が降り出した」(出典野火(1951)〈大岡昇平三六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android