精選版 日本国語大辞典 「需用」の意味・読み・例文・類語 じゅ‐よう【需用】 〘 名詞 〙 用途に従って用いること。また、ある物や事柄を必要とすること。需要。[初出の実例]「水軍調練教場を建て、生徒百員を習学せしめ、毎歳幾許の需用を給す」(出典:輿地誌略(1826)四)[その他の文献]〔福恵全書‐蒞任部・承事上司〕需用の語誌「附音挿図英和字彙」(一八七三)に「Demand 需要(イリエウ)」と見える。「哲学字彙」(一八八一)では、「Demand 需用(財)」「Requirement 須要」と訳し分けられている。このように明治初期には、「需要」と「需用」が併用されている場合が多かったが、経済学用語としての「需要」が定着するにつれて、「需用」は電力、ガス、日用品など特定の分野に限られて用いられるようになった。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by