硬質米(読み)こうしつまい

精選版 日本国語大辞典 「硬質米」の意味・読み・例文・類語

こうしつ‐まいカウシツ‥【硬質米】

  1. 〘 名詞 〙 水分含有量の少ない米。含有率一四パーセント以下の米。〔新聞語辞典(1933)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「硬質米」の意味・わかりやすい解説

硬質米
こうしつまい

九州四国,太平洋側の諸県で生産された米をいう。北海道東北北陸山陰の諸地方の産米軟質米といわれるが,この呼称は必ずしも米質硬軟をいうものではなく,行政上,あるいは商取引上の習慣によるものである。

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栄養・生化学辞典 「硬質米」の解説

硬質米

 山陰を除く西日本で栽培されるコメ.それに対して,日本海側や北日本で栽培されるものを軟質米という.

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世界大百科事典(旧版)内の硬質米の言及

【米】より

…米の栄養価値のうえでは両者に大きな差はないが,陸稲の飯は粘りがないので,食味は水稲に劣るといわれている。(4)硬質米と軟質米 米の乾燥を太陽熱による自然乾燥にたよっていた1945年ころまでは,太平洋側や四国,九州で生産される米は概して乾燥がよく,北陸,山陰,東北,北海道で生産される米は収穫時期の天候などの関係で多水分のものが多く,前者を硬質米,後者を軟質米と呼んでいた。火力を利用する人工乾燥が普及した今日でもこの習慣は続いているが,これは商習慣のうえからきた区分であり,必ずしも米粒の質の硬軟を意味していない。…

※「硬質米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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