悲憤慷慨(読み)ヒフンコウガイ

デジタル大辞泉 「悲憤慷慨」の意味・読み・例文・類語

ひふん‐こうがい〔‐カウガイ〕【悲憤×慷慨】

[名](スル)世情自分運命などについて、憤慨し、嘆き悲しむこと。「不正の横行悲憤慷慨する」
[類語]憤ろしい憤懣怒り腹立ち憤り怒気瞋恚しんい憤怒ふんど・ふんぬ鬱憤うっぷん義憤痛憤悲憤憤激憤慨ふんがい立腹激怒癇癪かんしゃく逆鱗げきりん腹立たしい業腹ちゅうっ腹やけっ腹喧嘩早い喧嘩っぱや癇癖癇性ヒステリック虫気短気気短短慮せっかち性急気早気が短い気忙しい直情径行逆上高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つのぼせ上がる血迷う血走る怒りっぽい切れる瞬間湯沸かし器

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精選版 日本国語大辞典 「悲憤慷慨」の意味・読み・例文・類語

ひふん‐こうがい‥カウガイ【悲憤慷慨】

  1. 〘 名詞 〙 世の有様や、自己の運命などについていきどおり、嘆き悲しむこと。慷慨悲憤。
    1. [初出の実例]「悲憤慷慨(ヒフンカウガイ)亜細亜の前途を観察すれば」(出典演歌・亜細亜の前途(1893‐96頃)〈酔郷学人〉)

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四字熟語を知る辞典 「悲憤慷慨」の解説

悲憤慷慨

世情や自分の運命などに対していきどおり、嘆き悲しむこと。

[活用] ―する。

[使用例] 多分うるさいことになって、私がまたもや悲憤慷慨するような羽目に陥っただろう[尾崎一雄*祖父|1956]

[使用例] 玉石こんこうでいろんな人物がいたが、酒席の悲憤慷慨でも、もっとも話の合うのはその人々だった[高橋和巳堕落|1965]

[解説] 「慷慨」は正義に外れたことなどに対していきどおり、心を奮い起こしたり、悲しんだりすること。

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