磐梯火山(読み)ばんだいかざん

最新 地学事典 「磐梯火山」の解説

ばんだいかざん
磐梯火山

Bandai volcano

福島県北部の猪苗代湖の北に分布する活火山。基盤は中新世堆積岩類・更新世火砕岩類など。山頂部は沼ノ平火口を囲む大磐梯(1,818.6m)・櫛ヶ峰・赤埴で,山体北部には北に開いた凹地形(山頂部は爆裂火口,全体としては爆発カルデラ馬蹄形カルデラ)が1888年噴火で形成されている。約50万~25万年前の古期火山体と約8万年以降の新期火山体に区分され,新期には岩屑なだれと山体形成を繰り返した。岩質はカルクアルカリ質輝石安山岩。有史活動記録は806年と1888年がある。後者は大規模な水蒸気爆発型噴火で,小磐梯が山体崩壊し,岩屑なだれが発生,死者461人(477人とも)を出した。北麓(裏磐梯)の堆積面には流れ山地形が出現。この後裏磐梯では火山泥流が発生し,桧原湖・小野川湖・秋元湖・五色沼湖沼群など多数の湖沼が形成された。こうした大規模水蒸気爆発噴火と岩屑なだれで特徴づけられる様式を磐梯型噴火ともいう。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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