おのころ‐じま【磤馭盧島】
- ( 古くは「おのごろじま」。「自(おの)凝(ころ)島」の意で、自然に凝ってできた島を意味する )
- ① 記紀で、伊邪那岐命と伊邪那美命の二神が、はじめてつくった島。転じて、「日本」の称。
- [初出の実例]「矛の末(さき)より垂(しただ)り落つる塩の累積りて嶋となる。是れ淤能碁呂島(オノゴロじま)ぞ」(出典:古事記(712)上)
- ② 中世、俗に淡路島をいう。
- [初出の実例]「おのころ島や淡路潟、阿波の鳴門に着きにけり」(出典:謡曲・通盛(1430頃))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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