社務職(読み)シャムシキ

デジタル大辞泉 「社務職」の意味・読み・例文・類語

しゃむ‐しき【社務職】

神職の長として神社事務を取り扱った人。石清水いわしみず松尾平野住吉諸社に置かれた。しゃむしょく。

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精選版 日本国語大辞典 「社務職」の意味・読み・例文・類語

しゃむ‐しき【社務職】

  1. 〘 名詞 〙 神職の一つ。古く神社の事務全般をつかさどった神職の長。特に石清水・松尾・平野・住吉の諸神社の神職の長をいう。社務。しゃむしょく。
    1. [初出の実例]「宇都宮社務職無相違之上。重被新恩」(出典吾妻鏡‐元暦元年(1184)五月二四日)

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世界大百科事典(旧版)内の社務職の言及

【社務】より

…神社で行う事務一般を称して社務といい,それを執行する建物を社務所と呼ぶ。また往古,神職の長として一社の事務を執行したものを社務あるいは社務職(しやむしき)ともいった。松尾神社,平野神社,住吉神社,鶴岡八幡宮などの諸社には,これが置かれた。…

※「社務職」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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