祈年神社(読み)としごいじんじや

日本歴史地名大系 「祈年神社」の解説

祈年神社
としごいじんじや

[現在地名]南国市廿枝

廿枝はたえだの南部に鎮座する。祭神は大年神。旧郷社。「続日本紀」慶雲三年(七〇六)二月二六日条に「是日、甲斐・信濃越中但馬・土左等国一十九社、始入祈年幣帛例」とみえる祈年幣帛を受けた神社に比定され、この時以降、五穀豊饒が年ごとに祈られたという。「三代実録」貞観八年(八六六)五月二二日条に、土佐国諸神の昇階記事がみえるが、「祈年神」は従五位下を授けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android