祖父君神社(読み)おじぎみじんじや

日本歴史地名大系 「祖父君神社」の解説

祖父君神社
おじぎみじんじや

[現在地名]新魚目町浦桑郷

有川ありかわ湾の入江に臨むまつ鎮座。浦の宮と通称され、明治維新以前は魚目村総社とよばれた。旧郷社。祭神は伊邪那岐神・倉稲魂神・誉田別尊・事代主神。寛正四年(一四六三)創建と伝え、本根もとね(元沖)祖母君うばぎみ瀬に下りた伊邪那岐神・伊邪那美神の神託を受けた郷民が伊邪那美神を祀ったとする祖母君神社(現有川町)と同じ縁起をもち、関連が想定できる。文明五年(一四七三)五島宇久氏が領内鎮護の神として奉斎し、神領を寄進、魚目村一二ヵ郷の総社としたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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