祖逖(読み)ソテキ

デジタル大辞泉 「祖逖」の意味・読み・例文・類語

そ‐てき【祖逖】

[266~321]中国東晋武将あざなは士稚。元帝にすすめて後趙こうちょう石勒せきろく戦い、黄河以南を晋の領土に回復した。

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精選版 日本国語大辞典 「祖逖」の意味・読み・例文・類語

そ‐てき【祖逖】

  1. 中国、東晉の武将。字は士稚(しち)。元帝に仕え、後趙石勒の軍を破り、黄河以南の地を晉の領土に回復した。(二六六‐三二一

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「祖逖」の意味・わかりやすい解説

祖逖
そてき
Zu Ti; Tsu T`i

[生]泰始2(266)
[没]太興4(321)
中国,西晋末,東晋初めの武将。字は士稚。范陽 (河北省) の人。西晋王朝の滅亡後,東晋の元帝 (→司馬睿 ) に仕え,豫州刺史に任じ,独力で中原回復に努力し成果をあげたが,東晋朝はその内部事情などのため逖の活躍に対し冷淡で,彼は東晋朝の処置に不満をいだいたまま没した。

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