神の松(読み)カミノマツ

デジタル大辞泉 「神の松」の意味・読み・例文・類語

かみ‐の‐まつ【神の松】

正月神棚に飾る松。
かや、かち栗、―、山草の売り声もせはしく」〈浮・諸国ばなし・一〉
[補説]一説に、三宝荒神に供えるため、かまどの上に飾る松ともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「神の松」の意味・読み・例文・類語

かみ【神】 の 松(まつ)

  1. 正月に神棚などに飾る松。
    1. [初出の実例]「榧(かや)かち栗。神(カミ)の松(マツ)。やま草の売声もせはしく」(出典浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android