デジタル大辞泉 「神去る」の意味・読み・例文・類語 かむ‐さ・る【▽神去る】 [動ラ四]「かみさる」に同じ。「梭かひを以て体みを傷やぶらしめて―・りましぬ」〈神代紀・上〉 かみ‐さ・る【神去る】 [動ラ四]高貴な人が死去する。かむさる。「上宮皇太子かみつみやのひつぎのみこ―・りましぬと聞きて」〈推古紀〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「神去る」の意味・読み・例文・類語 かみ‐さ・る【神去】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙① 天皇など、高貴の人が死去する。崩御(ほうぎょ)する。薨去(こうきょ)する。かんさる。神上がる。[初出の実例]「伊弉冊尊、火産霊(ほのむすひ)を生みし時に子の為(ため)、焦(や)か所(れ)て神退(かむさ)りましぬ。亦は神避(カミサル)と云ふ」(出典:日本書紀(720)神代上(兼方本訓))② 神通力で消え去る。神通力を使って飛び去る。[初出の実例]「花のまにまに見えつ隠れつ神さる狐」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)四) かん‐さ・る【神去】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 古くは「かむさる」と表記。「かんざる」とも ) =かみさる(神去)[初出の実例]「驚きたまひて機(はたもの)より堕(を)ちて所持(も)たる梭(かひ)を以て体(み)を傷(やふ)らしめて神退(カムサリ)ましぬ」(出典:日本書紀(720)神代上(兼方本訓)) かむ‐さ・る【神去】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ⇒かんさる(神去) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by