神服神社(読み)しんぷくじんじや

日本歴史地名大系 「神服神社」の解説

神服神社
しんぷくじんじや

[現在地名]高槻市宮之川原元町

「延喜式」神名帳に載る島上しまかみ郡「カムハ トリノ神社」に比定される。祭神速日命・麻羅宿禰・素盞嗚命。旧郷社。社伝によると、允恭天皇の時代に服部連が勧請し、服部神といっていたが、延喜年間(九〇一―九二三)「部」の字を削って上に「神」の字を加えて現在の社名としたという。

当地は古代島上郡服部はとり(和名抄)にあたり、服部連の本拠地であったと推測される。「新撰姓氏録」(摂津国神別)には「服部連 之速日命十二世孫麻羅宿禰之後也、允恭天皇御世、任織部司領諸国織部、因号服部連」とみえ、服部連が織部司に任ぜられ諸国の織部を統轄したことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android