神柄(読み)カムカラ

デジタル大辞泉 「神柄」の意味・読み・例文・類語

かむ‐から【柄】

神の性格品格。かみから。
立山たちやまに降り置ける雪を常夏に見れども飽かず―ならし」〈・四〇〇一〉

かみ‐から【神柄】

かむから」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「神柄」の意味・読み・例文・類語

かむ‐から【神柄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「から」は、その物に備わっている本来の性格、本性、また、そのものの由来するところ、故(ゆえ)、などの意 ) 神の性格、本性。多く、副詞的に、神の性格のせいで、神の品格がすぐれているために、の意に用いられる。かみから。
    1. [初出の実例]「玉藻よし 讚岐の国は 国柄(くにから)か 見れども飽かぬ 神柄(かむから)か ここだ貴き」(出典万葉集(8C後)二・二二〇)

かみ‐から【神柄】

  1. 〘 名詞 〙かむから(神柄)
    1. [初出の実例]「そらみつ大和の国は、可未可良(カミカラ)し尊(たふと)くあるらし、この舞見れば」(出典:続日本紀‐天平一五年(743)五月五日・歌謡)

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