日本歴史地名大系 「神楽祠」の解説 神楽祠かぐらし 山口県:大島郡大島町秋村神楽祠[現在地名]大島町大字家房源明(げんめい)山の南西麓、現沖浦東小学校運動場の一隅にある。現在、日見(ひみ)に伝わる日見神楽発祥の地と伝える。家房(かぼう)の沖で豊後の姫(ひめ)島(現大分県東国東郡姫島村)から来た船が難破。そのなかに一人の神官がおり、帰航の船が来るまで、土地の人々に神楽を教えたのが始まりという。修習の総仕上げの舞場に小祠を建てて祀ったのがこの神楽祠と伝える。現在神楽祠には石灯籠が残り、「藤四郎 八五両 文政七年正月一日」の銘を刻む。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by