神楽祠(読み)かぐらし

日本歴史地名大系 「神楽祠」の解説

神楽祠
かぐらし

[現在地名]大島町大字家房

源明げんめい山の南西麓、現沖浦東小学校運動場の一隅にある。現在、日見ひみに伝わる日見神楽発祥の地と伝える。

家房かぼうの沖で豊後ひめ(現大分県東国東郡姫島村)から来た船が難破。そのなかに一人の神官がおり、帰航の船が来るまで、土地の人々に神楽を教えたのが始まりという。修習の総仕上げの舞場に小祠を建てて祀ったのがこの神楽祠と伝える。現在神楽祠には石灯籠が残り、「藤四郎 八五両 文政七年正月一日」の銘を刻む。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 岩戸開 台本 五郎

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む