岩戸開(読み)いわとびらき

精選版 日本国語大辞典 「岩戸開」の意味・読み・例文・類語

いわとびらき いはとびらき【岩戸開】

[1] 里神楽曲名。天の岩屋神話を脚色したもの。天鈿女命(あめのうずめのみこと)が舞い、手力男命(たぢからおのみこと)が天の岩戸を押し開く所作を見せる。
[2]
① 江戸末期に行なわれた、女性陰部をのぞかせる見世物。明治初年に禁止された。
② 天の岩屋の神話で、天照大神がこもった岩屋の戸を手力男命が開いたこと。転じて、新しい世のはじまり。
※大本神諭‐火之巻(1920)〈出口ナオ〉明治三三年旧八月一〇日「今の役員余り心が小さいから、斯大望な二度目の岩戸開きの御用には間に合はんから」

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「岩戸開」の解説

岩戸開
(通称)
いわとびらき

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
宮比御神楽
初演
明治39.11(東京新富座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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