日本歴史地名大系 「神淵神社」の解説 神淵神社かぶちじんじや 岐阜県:加茂郡七宗町寺洞村神淵神社[現在地名]七宗町神渕 寺洞神淵川の支流葉津(はづ)川と葛屋(くずや)川に挟まれた標高五三二メートルの笹尾(ささお)山(天王山)の山腹に鎮座。素戔嗚尊・奇稲田姫命と十握剣を祀る。旧郷社。社伝によると宝亀元年(七七〇)の創建という。天正五年(一五七七)の棟札に「牛頭天王上ふき」とあり、中世・近世には牛頭天王社とよばれた。明治二年(一八六九)に神淵八坂神社、同三四年神淵神社と改称した。祭礼は四月一四日、神輿渡御があり、素戔嗚尊の八岐大蛇退治にちなんだ神事が行われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報