20世紀日本人名事典 「神田辰之助」の解説 神田 辰之助カンダ タツノスケ 大正・昭和期の棋士 生年明治26(1893)年2月22日 没年昭和18(1943)年9月6日 出生地兵庫県 経歴16歳ごろ本格的に将棋を始め、大正4年坂田三吉7段に入門。5年4、5段と連続昇段。7年棋士を断念するが、11年に再出発、昭和4年7段となり関西の花形に。8年「十一日会」を組織。10年大阪朝日主催の神田対全7、8段戦で10勝4敗となり8段に昇段。この昇段をめぐり棋界は紛糾したが、将棋大成会(現・日本将棋連盟)が大同団結して発足した。17年第3期名人戦の挑戦者となるが、結核をおしての出場で4連敗、以後公式戦に出場しなかった。39年9段位を贈られた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「神田辰之助」の解説 神田辰之助 かんだ-たつのすけ 1893-1943 大正-昭和時代前期の将棋棋士。明治26年2月22日生まれ。坂田三吉に入門。昭和4年7段,10年8段に昇段。17年第3期名人戦で挑戦者となるが,木村義雄に敗退した。昭和18年9月6日死去。51歳。39年9段をおくられた。兵庫県出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例