日本歴史地名大系 「神社裏遺跡」の解説 神社裏遺跡じんじやうらいせき 群馬県:新田郡笠懸村西鹿田村神社裏遺跡[現在地名]笠懸村西鹿田 向山鹿田山(しかだやま)丘陵の西部にある標高一八四・二メートルの通称向山(むこうやま)にある。北から東にかけては緩やかな斜面が広がり、谷を隔てた南東に和田(わだ)遺跡がある。かつて旧石器や縄文を対象とした調査が二度ほど行われていたが、昭和五六年(一九八一)に丘陵頂部を取込んだ区域の発掘調査が実施され、西側から縄文時代前期諸磯式期の円形住居跡一軒・土壙二〇基、東側から弥生時代終末から古墳時代初頭にかかる変革期の住居跡四軒が検出された。弥生時代終末の住居は方形で、やや壁寄りに地床炉を置く。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by