日本歴史地名大系 「神立橋」の解説 神立橋かんだちばし 島根県:簸川郡斐川町神立村神立橋出雲市大津(おおつ)町と斐川町併川(あいかわ)の神立の間の斐伊川に架かる橋。古代から交通の要衝で、「出雲国風土記」には「神門郡家に至る。即ち河有り。渡、二十五歩、渡船一つあり」と記される。近世ここに架けられた橋は簀子(すのこ)橋といい、幅一間・長さ一一七間の木橋であった。板を縦に並べ、両側に丸竹を結んだもので、私営で橋賃を取った。駕籠などは川中を渡した。杵築大社(出雲大社)国造の大庭(おおば)(現松江市)往復の駕籠は隣村の千家(せんげ)村・北島(きたじま)村から川越え人夫が出て、船を押渡したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by