神送(読み)かみおくり

精選版 日本国語大辞典 「神送」の意味・読み・例文・類語

かみ‐おくり【神送】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 陰暦一〇月は諸国の神々が出雲大社に参集するとされるところから ) 九月末日から一〇月一日にかけての夜、旅立つ神を送るために行なう神事。また、そのときの社参出雲では、神々が諸国へ帰るとして立冬後一週間めに行なう。《 季語・冬 》⇔神迎え。〔俳諧・誹諧初学抄(1641)〕
  3. 疱瘡の神など、災いの神を追い払うこと。また、そのまじない
    1. [初出の実例]「赤飯を調じて、神(カミ)おくりし、なのめならず喜びけり」(出典:読本・昔話稲妻表紙(1806)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む