神重徳(読み)カミ シゲノリ

20世紀日本人名事典 「神重徳」の解説

神 重徳
カミ シゲノリ

昭和期の海軍大佐



生年
明治33(1900)年1月23日

没年
昭和20(1945)年9月15日

出生地
鹿児島県

学歴〔年〕
海兵(48期)〔大正9年〕卒,海大〔昭和8年〕卒

経歴
昭和8年よりドイツ駐在、10年ドイツ大使館付武官補佐官。帰国後、軍務局第1課員として三国同盟推進。14年軍令部第1部第1課員となり対米開戦を強く主張。開戦後、第8艦隊先任参謀として第1次ソロモン海戦を指導。18年教育局第1課長のとき東条首相暗殺計画に関与した。19年連合艦隊首席参謀として戦艦大和の沖縄特攻を強硬に進言翌年実現させた。敗戦時は第10航空艦隊参謀長、大佐。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「神重徳」の解説

神重徳 かみ-しげのり

1900-1945 昭和時代前期の軍人
明治33年1月23日生まれ。ドイツ,イタリアとの三国同盟の推進をはかる。昭和14年軍令部に所属し,対米開戦を主張。開戦後,第1次ソロモン海戦の作戦を指揮した。18年東条首相暗殺計画に関与。連合艦隊首席参謀。昭和20年9月15日敗戦後の残務処理中に殉職。46歳。死後,海軍少将。鹿児島県出身。海軍大学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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