神頭(読み)ジンドウ

デジタル大辞泉 「神頭」の意味・読み・例文・類語

じん‐どう【神頭】

的矢まとややじりの一。鏑矢かぶらやに似て、先を平らに切り、的を傷つけないようにしたもの。長さ5~6センチで、多く木製、黒漆塗り。磁頭

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「神頭」の意味・読み・例文・類語

じん‐どう【神頭】

  1. 神頭
    神頭
  2. 〘 名詞 〙 的矢(まとや)の鏃(やじり)一種。多くは木で作った小形の目無鏑(めなしかぶら)で、漆で黒く塗ったもの。挟物(はさみもの)草鹿(くさじし)丸物などを射るのに用いる。また、鉄製のものを金神頭(かなじんどう)という。磁頭。
    1. [初出の実例]「昨日の仰に、鶯やるなと候しかば、いふかひなくにがし候ば、弓箭とる身に心憂くて、じんどうをはげて、射落して侍る」(出典:十訓抄(1252)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android