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草鹿 クサジシ

大辞林 第三版の解説

くさじし【草鹿】

鹿をかたどった弓の的。板で形を作り、牛の革をはって中に綿をつめ、横木につるしたもの。鎌倉時代より、歩射ぶしやの練習に用いられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

草鹿
くさじし

狭義には夏草に立つという鹿が頭をもたげた姿につくった歩射(ぶしゃ)の的、広義にはその射芸全体をさす。的の材料は檜(ひのき)板を革で包んでその間に綿を込め、表面は矢当ての星(円)一つと、ほかに23個の小円を白く残して栗(くり)色に塗る。弓は白木弓、矢は神頭(じんどう)、四目などを用いた。1192年(建久3)鎌倉幕府で草鹿の勝負のあった記事がみえ(『吾妻鏡(あづまかがみ)』)、室町時代にも行われているが、近世には衰退した。[宮崎隆旨]

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