祭祀相続(読み)サイシソウゾク

デジタル大辞泉 「祭祀相続」の意味・読み・例文・類語

さいし‐そうぞく〔‐サウゾク〕【祭×祀相続】

祖先祭祀を主宰する地位を受け継ぐ相続制度。→祭祀の承継

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精選版 日本国語大辞典 「祭祀相続」の意味・読み・例文・類語

さいし‐そうぞく‥サウゾク【祭祀相続】

  1. 〘 名詞 〙 祖先の祭を主宰する地位を受け継ぐ相続制度。最古の相続形態といわれ、現行民法でも祭祀財産の相続に関しては、慣習を重んじ特別の扱いをしている。

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百科事典マイペディア 「祭祀相続」の意味・わかりやすい解説

祭祀相続【さいしそうぞく】

祖先の祭をすることに重点をおく相続制度。これが最古の相続制度で,次いで身分相続を経て財産相続へと進化したといわれる。現行法は財産相続しか認めていないが,系譜祭具墳墓などについては,慣習に従って祖先の祭祀を主宰する者が承継するものとしている(民法897条)。→相続

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