禅徒(読み)ぜんと

精選版 日本国語大辞典 「禅徒」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐と【禅徒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古くは一般に仏徒総称、後には特に禅宗僧徒をさす。
    1. [初出の実例]「引龍猛龍智之数口禅徒。修瑜祇之供養」(出典江都督納言願文集(平安後)五・修理権大夫為房朝臣堂供養)
    2. 「三千のぜんとにいつかれんと思へるも、名利の二をはなれず」(出典:撰集抄(1250頃)一)
  3. 学侶(がくりょ)学衆(がくしゅ)身分の僧に対して、禅侶(ぜんりょ)禅衆(ぜんしゅ)身分の僧をいう。
    1. [初出の実例]「内山三昧供一臈可遷満寺禅徒之一臈之由、山務僧正申之」(出典:大乗院寺社雑事記‐文亀元年(1501)五月五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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