福分(読み)ふくぶん

精選版 日本国語大辞典 「福分」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ぶん【福分】

〘名〙
仏語。世間的幸福を受けるもとになる五戒十善行法
往生要集(984‐985)大文四「中下品、但由福分生、上品、具福分道分生」
② 運のよい生まれつき。好運。
霊異記(810‐824)中「福分を願ひて」

ふく‐わけ【福分】

〘名〙 祝賀の物、または、人から贈られた物などを、他に分け与えること。福渡し。
随筆・嬉遊笑覧(1830)八「今世にも外よりくれたる物を分ちて人に贈るを福わけといふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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