福田喜重(読み)ふくだ きじゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「福田喜重」の解説

福田喜重 ふくだ-きじゅう

1932- 昭和後期-平成時代の刺繍(ししゅう)工芸家
昭和7年9月26日生まれ。父の福田喜三郎にまなび,刺繍のみで文様を表現する素繍(すぬい)の作品を中心に制作する。繍箔(ぬいはく)にもすぐれ,空間をいかした文様構成や明度尊重の配色特色。日本伝統工芸展で活躍し,平成9年刺繍分野でははじめて人間国宝に認定された。京都出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android