福田宮堰神社(読み)ふくだのみやせきじんじや

日本歴史地名大系 「福田宮堰神社」の解説

福田宮堰神社
ふくだのみやせきじんじや

[現在地名]藤崎町藤崎

集落の北にあり、東側を藤崎堰より分流する灰沼はいぬま堰が流れる。祭神堰八太郎左衛門安高霊。祭日四月一四日。旧村社。

「津軽歴代記類」によれば、慶長年間(一五九六―一六一五)浅瀬石あせいし川の水を境松さかいまつ(現黒石市)で取水する藤崎堰がたびたび破損し、農民が難儀した。安倍高星丸の子孫で堰八村の堰役太郎左衛門が、慶長一四年四月一四日藩の許可を得て堰口で人柱となった。藩は子の太郎左衛門に五千刈の田地を与えたが、元和元年(一六一五)記録を紛失して没収された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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