私恩(読み)シオン

精選版 日本国語大辞典 「私恩」の意味・読み・例文・類語

し‐おん【私恩】

  1. 〘 名詞 〙 ある個人に私的に施す恩。
    1. [初出の実例]「今政府に学校鉄道あり、人民これを一国文明の徴として誇る可き筈なるに、却てこれを政府の私恩に帰し」(出典:学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉五)
    2. [その他の文献]〔詩経注‐小雅・四牡〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「私恩」の読み・字形・画数・意味

【私恩】しおん

私の恩をうる。〔韓非子、飾邪〕今人臣多く其の私智を立つ。~は、必ず私のらかにし、法制らかにし、私恩を去る。

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