法制(読み)ホウセイ

精選版 日本国語大辞典 「法制」の意味・読み・例文・類語

ほう‐せいハフ‥【法制】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 法律と制度。
    1. [初出の実例]「勑曰〈略〉今故立法制」(出典続日本紀‐延暦九年(790)一一月乙丑)
    2. [その他の文献]〔礼記‐月令〕
  3. 法律で定められた各種の制度。
    1. [初出の実例]「独刺屈爾西(ドラクルチー)氏所著仏国政典、大別其法制四部」(出典:仏国政典(1873)〈大井憲太郎訳〉序)
    2. [その他の文献]〔史記‐韓非伝〕
  4. 規則しきたり
    1. [初出の実例]「いまは謡といふもの〈略〉法制そなはり」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「法制」の読み・字形・画数・意味

【法制】ほう(はふ)せい

法令と制度。〔礼記月令〕(孟秋の月)司に命じて法制を修め、囹圄(れいぎょ)(牢獄)を繕(をさ)め、姦を禁止し、を愼み罪し、搏執(はくしふ)を務む。~理に命じ、~罪を戮(りく)し、斷刑を嚴にす。

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