私設取引システム(PTS)(読み)しせつとりひきしすてむ(英語表記)proprietary trading system

  • PTS
  • 私設取引システム

知恵蔵miniの解説

証券取引所を介さずに有価証券売買することができる電子取引システムのこと。証券取引所が開場していない夜間早朝でも取引ができるため、時差の大きい日米間などでもリアルタイムで売買できるのが特徴。1998年の証券取引法改正によって開設が可能となったものの、流動性や利便性の低さなどから当初普及が進まなかった。しかし、2020年に東京証券取引所でシステム障害によって取引が終日行えなくなったことを機に、その代替としてPTSが再び注目を集めている。インターネット証券大手SBIホールディングス株式会社は21年3月、大阪で新たなPTSの運営会社を立ち上げることを発表した。

(2021-2-12)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

証券会社が独自に開設している取引システムで、Proprietary Trading Systemの。証券取引所を通さずに株式などの売買ができる。1998年に金融規制改革で開設が解禁され、一時は大和証券など8社が参入した。だが、取引量が増えずに撤退が相次ぎ、現在はジャパンネクスト証券(SBI系)とチャイエックス・ジャパンの2社のみが運営している。

(2021-02-20 朝日新聞 朝刊 2経済)

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