秘教的(読み)ひきょうてき(その他表記)esoteric

翻訳|esoteric

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「秘教的」の意味・わかりやすい解説

秘教的
ひきょうてき
esoteric

公教的に対する語。原語はギリシア語で,esoは「内部の」の意。もと秘法について「奥義に達した」意から,ピタゴラス学派プラトン,アリストテレスら哲学者の間で少数の選ばれた弟子向けの高度の教えについて用いられた。転じて学問大衆化の必要がないとする立場から,知徳に秀でた聴衆にのみ語る教えをさし,一般に「秘法知」 (→カバラ ) ,「神智学的」と同義にも用いる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む